CIP Syncとは
CIP(Common Industrial Protocol)にIEEE 1588高精度時刻データを取り込むことにより±100ナノ秒の精度で制御機器間の時刻同期を実現するプロトコルです。
高い精度が要求されるアラーム・イベントデータの管理、SOE(Sequence of Event)で使用されます。
また、CIP Motionのベースになります。
◆各デバイスとの時刻同期方法
毎同期インターバルにグランドマスターがタイムスタンプ付きメッセージ”同期メッセージを送信する。
受け取ったスレーブ側も受け取った時刻のタイムスタンプを付加して、メッセージを返信する。
遅れ時間=(D1+D2)/2として、マスタークロックが各スレーブに遅れ時間を送信し、 スレーブはその遅れ時間を元に時刻を調整する。
CIP Motionとは
CIP Syncをベースに高精度多軸同期分散制御を実現しました。これにより、標準イーサネット上において1ms周期で100軸の同期制御が可能になります。
EtherNet/IPについて
CIPの技術ライブラリは、ここを参照してください。
EtherNet/IP製品を開発する時に有益なツール類
Molex様が開発した、特定のIPアドレスの機器にExplicit Messageの送信と応答の受信ができるツールです。
任意のメッセージを送信できますので、開発中の機器をデバッグに大変役立ちます。
また、既製品の動作確認にも使用できます。
ODVAが提供している、EDSを簡単に作成するためのツールです。基本的な文法チェックの機能があります。
ODVAへの入会
EtherNet/IP機器やDeviceNet機器を開発・販売するためには、ODVAが管理する仕様書等を購入し開発する必要があります。ODVAの会員になるには、ここを参照下さい。
ODVAリンク集
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