費用・期間等
申込み手続き等
試験内容
コンフォーマンステストツール
その他
費用・期間等
01.コンフォーマンステストにかかる費用について教えてください。
一般的なスレーブ機器のコンフォーマンステストの費用は、ODVA会員で$2,500、非会員で$5,000です。 なお、Safety機能、Energy機能、Motion機能等の有無で費用は変わります。また、マスターの費用も異なります。
なお、テスト費用に関しては、コンフォーマンステスト申込書を記入していただくと、自動的に計算されるようになっていますので、貴社が受けようとする機器の概要を記入してみていただければ、詳細がわかります。
02.テストにFAILした場合の再試験の費用はどうなりますか?
テストにFAILした製品の再試験では、NG箇所のみの再試験ではなく、原則として全試験項目の再実施となります。また、現行の「コンフォーマンステストポリシー」では、テストのPASS、FAILにかかわらず、全試験項目の完全実施、試験レポートの 発行、および試験料金全額の課金となっています。
03.コンフォーマンステストの申込みから認定までの期間は?
コンフォーマンステストの 申請->予約->試験->認定書発行 まで、試験ラボの混み具合によりますが、通常、2.5ヶ月くらいとなります。(日本のTUVラインランド様で、試験を実施する場合)。
まず、通常は試験実施希望日の1-1.5ヶ月前にODVAのホームページからコンフォーマンス試験を申し込んで頂きます。
申請に不備がなければ、ODVA本部より申請受付の連絡がTUVラインランド様に入り、TUV様よりお客様に連絡し試験実施日を予約いただきます。
試験自体は、特に問題がなければ、2日くらいで完了します。
その後、1-2週間でODVA本部からFinal Reportが発行され、ODVA本部とお客様の間で、認定書発行手続きを実施していただきます。
04.テスト終了後は、どのような手続き・スケジュールになりますか?
ODVAが定めるコンフォーマンステストのすべての項目にパスした場合、テストラボからODVAおよびベンダ様へテストレポートを送付いたします。その後, ODVA本部から準拠宣言書 (Declaration of Comformity)の送付(E-mailで)となります。テスト終了後、約1ヶ月程度を見込んでください。
申込み手続き等
01.コンフォーマンステストの申込みに関して教えて下さい。
製品の販売前には、コンフォーマンステストの受験が必要です。申込みは、ここからお願いします。
コンフォーマンステストを行うネットワークや受験する地域を選択できます。ガイドに従ってご記入下さい。
02.テスト申込時に記入する「デバイスプロファイル名」には何を記入するのですか?
EDSファイルの[Device]セクションにおいてProdTypeStrで指定しているものがデバイスプロファイルです。
仕様書 Vol. 1 Edition 3.18 6-7 Device Profilesに一覧が記載されています。
03.すでに認証を受けた製品で使用している通信チップが廃番になりチップを変更した場合も、 再度コンフォーマンステストを受ける必要がありますか?
物理層にいかなる変更があった場合やネットワークの振る舞いに影響を与えるようなファームウェア(ソフトウェア)のいかなる変更があった場合は、再度コンフォーマンステストを受けていただく必要があります。例えば、通信チップの変更や基板(PCB)の再設計、チップを動作させるドライバソフトの変更、通信プロトコルの変更などが該当します。
04.使用しているASICチップのファームウェアが変更になった。どのような手続きが必要か?
一般的には、ASIC以外に変更がない場合で、ASIC自体がTSPでの再コンフォーマンス試験を受けていれば、ASICを組み込んだ製品をTSPで再試験を行う必要はなく、ベンダー様でのテスト(ベンダーテスト)で結構です。
ただ、ASICでの変更がどの程度のものかを把握するため、一度、ODVAにご相談をお願いします。なお、ベンダーテストもTSPでの試験申込みと同じくここから申し込むことができます。申込用紙が開きましたなら、その中に、TSPテストなのか、ベンダーテストなのかをチェックする欄がありますので、そこで、チェックをお願いします。
05.ODVAで認証済みのチップ/ボードを利用した場合もコンフォーマンステストは必要ですか?
すでに認証をパスしたチップや組込ボードを利用して開発した製品でも、CIP適合商品として販売するためには、コンフォーマンステストを受けて認証を得ていただく必要があります。これは、CIPのネットワーク上で一つのノードとなり得る製品毎にCIP製品としての認証を与えるのが基本であることによります。
06.コンフォーマンステスト時の提出物等に関して教えて下さい。
【製品について】
コンフォーマンステストを受ける際の製品は、最終製品である必要があります。
手半田でつけたジャンパー線があっても構いませんが、その場合はそのまま最終製品とする必要があります。
なお、コンフォーマンステストの後にPCB(基板)を変更された場合は、再テストが必要になります。
【その他の提出物】
また、コンフォーマンステスト時は、EDSファイル、STCファイル、簡単な操作マニュアル、スペック表(ユーザーマニュアルの一部でも可)も提出いただきます。
さらに、通常使用している電源があるようでしたら、配線まで行った上で、送付した方が問題が無くなります。
07.以前ファミリーアプローバルで合格した製品の一部改良を行い、型番を少し変更する予定ですが、再度テ
ストを受ける必要がありますか?
ファミリーアプローバルで認証を得た時に製品のリストを提出いただいていますが、新しい製品の名前がそのリストにない場合には、その認証の対象外として扱われます。したがって、新たにテストを受けていただく必要があります。
08.RoHS対応のため、製品機能はそのままでパーツを変更して再設計するとともに、デバイスタイプを変
更したいと考えています。デバイス タ イプを変更することによりプロダクトコードも変更しなければいけないですか?
デバイスタイプを変更する際に、Major Revisionの値を変更(増加)する必要があります。デバイスタイプと製品名(Product Name)を同時に変更する場合は、プロダクトコードを変更する必要はありません。製品名(Product Name)を変更しない場合は、プロダクトコードの変更は必須ではありません。
09.OEM先の製品をOEM元のベンダーが代わりに日本のテストラボでテストすることは可能でしょうか?
可能です。OEM先のベンダーIDでテストを申請し合格すれば、OEM先が合格したことになります。下記も参照下さい。
10.弊社がコンフォーマンス試験に合格しているCIP機器をOEM供給する場合、OEM先ではどのような手続きが必要ですか?
1.貴社で開発した製品をOEMする場合、OEM先は、ODVAのベンダーID等を保持している必要があります。つまり、貴社は、OEM先のベンダーIDで開発し・それを納入することが必要です。
2.また、OEM先は通常の手続きに従って、ベンダーIDの保持(仕様書の購入等)が必要になります。
3.なお、コンフォーマンステストは、OEM先のベンダーIDで行う必要があり、再試験が必要になります。(コンフォーマンステストに合格したボード等を利用する場合と同じです)。申請や費用負担等は、貴社が代行しても構いませんし、OEM先が行っても構いません。
11.ファミリーアプローバル時に提出する「対象製品リスト」においてProduct NameごとにProduct Codeを登録することになっていますが、Product Codeは全て同一で良いですか?
異なるProduct Nameの製品においても、Product Codeは全て同一で登録することができます。但し、Product NameとProduct Codeを全て同一で登録することはできません。
なお、2015年12月現在、ODVAのWEBサイトから新規のファミリーアプローバルの申込は、出来ないようです。
試験内容
01.コンフォーマンステストの手順書はどこで入手できますか?
コンフォーマンステストの手順書は、プロトコルテストソフトウェアに添付されています。例えば、EtherNet/IPのテストツールをインストールした場合の例では、[スタートメニュー] - [ODVA EtherNetIP Conformance A8] を選択すると表示されるリストにコンフォーマンステスト手順書があります。
EtherNet/IPの場合には、プロトコルテスト、LEDの試験(目視)、EDSファイルのシンタックステスト、一般的なTCP/IPの試験などがあります。
02.コンフォーマンステストを受ける場合、最新のソフトでテストする必要がありますか?
新しいテストソフトウェアがリリースされた場合、30日間の移行猶予期間があり、その間は、コンフォーマンステストを旧版または新版で受けることが可能です。(選択可能)
移行期間終了後は、新版での受検となります。ただし、旧版のテストツールでPassしていても、新版ではテスト項目が追加されている可能性があるため、新版ではFailになる可能性があります。
市場で不具合を出さないためにも、新版のテストツールを入手し、再検証をされることをお勧めします。
コンフォーマンステストツール
01.コンフォーマンステストツールのバージョンは?
コンフォーマンステストツールは、年一回(12月頃)バージョンアップされます。2017年1月現在のコンフォーマンステストツールのバージョンは、下記のようになります。TUVラインランド様でのコンフォーマンステストも下記のバージョンで試験を実施しますので、 ツールのバージョンアップをされていない会社様は、バージョンアップをお願いします。なお、バージョンアップ後、一ヶ月間は旧バージョンでの試験も可能ですが、それ以降は、新バージョンでの試験が必須になります。
1.DeviceNet関連
DeviceNet:ODVA Composit Conformance Test Revision CT28
2.EtherNet/IP関連
EtherNet/IP:ODVA Composit Conformance Test Revision CT14
3.CompoNet関連
CompoNet:ODVA Composit Conformance Test Revision 1
*CompoNetについては変更なし。
#下記のURLも参照下さい。
https://www.odva.org/Technology-Standards/Conformance
02.コンフォーマンステストツールはWindows7で動作しますか?
EtherNet/IPコンフォーマンステストツールの最新版は、Windows7で動作します。
ただし、実際に試験を行う試験所では、WindowsXPを使用しています。
可能であれば、WindowsXPを使用することをおすすめします。
03.コンフォーマンステストツールのテストモードについて教えて下さい。
Test ModeでDevelopment、Conformance、Performance とありますが、これらの違いをおしえてください。
3つの選択肢はそれぞれ、次のようになります。
・Development: 部分テスト実施
・Conformance: 全テスト実施
・Performance: 性能テスト実施(オプション)
通常は、Conformanceを選択して、テストを実行します。
Developmentは、テスト箇所を選択して一部分のテストを実行できるので、テストでNGが出た場合のデバッグ用です。
ただし、Developmentを選択した場合、Conformanceを選択した場合と異なる結果が出る場合があるようです。
なお、TUV様では、Conformanceモードでテストを実施します。
04.コンフォーマンステストツールは、毎年購入する必要があるのでしょうか?
コンフォーマンステストツールを新規購入した後に、毎年、更新料を支払っていただければ、毎年購入する必要はありません。更新料を支払って頂いているベンダー様には、バージョンアップに際して、お知らせのメール等をお送り致しますので、常に最新版での試験が可能になります。
なお、コンフォーマンステストツールを更新しなければ、次回は、新規購入となります。また、購入費用・更新費用は下記のようになっています。
非会員価格 会員価格
コンフォーマンステスト用ツール新規購入 $2,000 $1,000
コンフォーマンステスト用ツール更新費用 $1,000 $500
なお、コンフォーマンステストツールの申込み等は、ここからお願いします。
05.有効期間の切れたコンフォーマンステストツールの更新費用はどうなりますか?
テストソフトウェア契約の有効期間は1年であり、有効ベンダーID、仕様書契約更新の有無にかかわらず、契約期間終了後の更新・再契約は新規契約扱いになります。
その他
01.ODVAのDOC(Declaration of Conformity)に記載されているProduct Revisionは、最新のものでしょうか?
ODVAが出している証明書(DOC)のProduct Revisionが各社様が出荷している最新のRevisionとは限りません。
各社様では、例えば、(通信機能以外の)若干の変更を加えた場合などは、ODVAのコンフォーマンステストを受けずに、Revisonアップをする場合などもあります。(例えば、マニュアルの変更、包装の変更、シールや外観の変更、通信機能以外の回路やソフトの変更など)。
ですから、DOCに記載されているProduct Revisionでコンフォーマンステストに合格している、とは言えますが、これが最新のRevisionかどうかは、各社様のRevision管理のポリシーによります。
CIPを知るために
ODVAでは、毎年各種のセミナーを開催しています。
詳細については、ODVA TAG Japanにお問い合わせ下さい。
CIPの技術ライブラリは、ここを参照してください。
ODVAへの入会
EtherNet/IP機器やDeviceNet機器を開発・販売するためには、ODVAが管理する仕様書等を購入し開発する必要があります。ODVAの会員になるには、ここを 参照下さい。
ODVAリンク集
ODVAの公式ホームページは、ここです。
各ネットワーク仕様書やベンダIDの申込みは、ここを参照してください。
開発者向けツールキットとコンフォーマンス用ソフトウェアの申込みは、ここを参照してください。
コンフォーマンステストを申し込むには、ここを参照してください。
ODVAの会員名簿は、ここを参照してください。
認可ベンダーを探すには、ここを参照してください。
ODVAへの各種お問い合わせは、こ
こからお願いします。
CIPの各種技術情報は、ここを参照下さい。