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01.スレーブに接続された製品を交換した場合EDSファイルにもとづきマスターデータの変更は必要ですか?
交換されるものが、同一メーカの同一機種で、接続前と同一の設定が行われていれば、特にマスタデータの変更は不要です。 他社機種や同一メーカの他機種に変更したい場合、I/O割付が同じであるか、ネットワーク経由で設定しているものがあるのかの確認が必要になります。 一般的には、マスターデータの変更が必要になる場合が、多いと思われます。
02.DeviceNetのコンフォーマンステストに使用するマスターボードは、どのメーカのものを準備すれば良いでしょうか?
コンフォーマンステストでの使用環境は、コンフォーマンステストツール添付されている"Relnotes.rtf"に記載されています。日本国内では、以下のものを使用していることが多いと思います。
なお、通常のDeviceNetマスターボードは、コンフォーマンステストツールに対応していませんので、ご注意下さい。
Molex (Woodhead/SST)社製
・SST-DN4-PCU
・SST-DN4-PCU-2
・SST-DN4-USB
・SST-DN4-PCIE (PCI Express版)
ボードの購入等に関しては、各メーカ様や代理店様にご相談ください。
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01.DeviceNetの敷設方法(ケーブル長、ネジの締め付けトルクなど)について教えてください。
日本語の「DeviceNet敷設マニュアル」をご用意しています。ここからダウンロードしてご利用ください。
なお、ホームページに掲載しているPDFは、"4-4ケーブル"のページの文字が崩れています。必要な方は、日本支部までご連絡下さい。
02.DeviceNetのネットワーク最大長と、通信速度及びケーブルとの関係を教えてください。
通信速度、通信距離、ケーブルの太/細が相互に関係があります。 ネットワークの最大長は、
(1)細ケーブルの場合は、通信速度に関係なく100m以下です。
(2)太ケーブルの場合は、通信速度と関係し、
500kビット/s ・・・ 100m以下
250kビット/s ・・・ 250m以下
100kビット/s ・・・ 500m以下
(3)支線長は速度に関係なく、6m以下/本です。
(4)総支線長は速度と関係し、
500kビット/s ・・・ 39m以下
250kビット/s ・・・ 78m以下
100kビット/s ・・・ 156m以下
(5)ネットワーク最大長とは、以下の長い方の距離のことです。
・最も離れたノード間の距離
・終端抵抗間の距離
なお、太ケーブルと細ケーブルを混在させた場合などの計算例が「DeviceNet敷設マニュアル」にのっていますので、参照ください。
03.支線の許容電流表記に4.57A/mとあったのですが、これはケーブル抵抗0.069Ω/m、許容電圧降下0.35Vに10%のマージンを見込んだ値でしょうか?
DeviceNetは、専用ケーブルを用いて配線を行うようにしてください。
専用ケーブルの抵抗は、太ケーブル0.015Ω/m、細ケーブル0.069Ω/mと規定されています。また、専用ケーブルによる電圧降下は、電源線(V+、V-)片線につき5V以内と規定されています。5Vのうち、幹線で許容される電圧降下は4.65V、支線で許容される電圧降下は0.35V です。この値は、マージンを考慮しています。
詳細は、DeviceNet敷設マニュアルを参照下さい。
04.DeviceNetのMAC IDスイッチの並びについて教えてください
DeviceNet仕様の「MAC IDスイッチの並びについて」は、Volume 3:DeviceNet Adaptation of CIP,Chapter 9 9-3.1 DeviceNet MAC ID Switches において、「DIPスイッチおよびRotaryスイッチのMSD(上位値)がLSD(下位値)の左側になくてはならない。」という規定があります。
なお、コンフォーマンステストでのスイッチの評価は、物理層試験で行いますが、物理層試験の仕様書は、2000/02/18に全面改定されました。
以下は、テストでの記載です。 ************************************************************* 5.3.3.1 Node Address Switch Mounting Location 434 and Access
a) Verify that the Most Significant Digit (MSD) switch is set to the left or top of the product.
b) If rotary, thumb-wheel, or push-wheel switches are used, verify that the switch is labeled in decimal format.
*************************************************************
05.DeviceNet仕様上、電源の瞬時停電時間の仕様はありますか?(例:瞬時停電時間:200ms以内など)
DeviceNet仕様書には、瞬時停電時間の仕様はありません。
また、コンフォーマンステストでも、そのような試験要求はありません。
お客様が要求する瞬時停電時間に耐えられるように設計を行っていただくか、貴社内での規格に合致した設計を行って試験を実施ください。
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